収納や片付けが苦手な人は「大雑把に隠す」で克服せよ!

収納が上手な人の家を見たり収納術の本を読んで、こう思ったことはないだろうか。

「こんな細かいコト、大雑把な私には絶対無理…」

僕も大雑把な面があるので、そう思ってしまう気持ちはよくわかる。

だが、そんな人に知っておいて欲しいのは、“細かく完璧に分類してきれいに並べるだけが収納術ではない”ということである。

例えば、テレビ番組でキレイな家が紹介されていて、タレントさんが勝手に違う扉を開けようとすると「キャーー待って!そこはダメです!」となるお決まりのパターンを考えてみてほしい。

これは、普段使わない部屋やクローゼット、押入れなどを倉庫代わりに使用していたり、大雑把に物を押し込んでたりするから見られると困るし恥ずかしいわけだが、僕はそれを見て「な〜んだ。収納が上手な人だと思ったら、ただココに隠してるだけじゃん!ガッカリ」とはならない。

なぜなら、それも立派な収納術だからだ!

“見せる収納”があるように、“大雑把に隠す収納”があってもいいわけである。(笑)

もちろん、隠し場所に押し込んである物も細かく完璧に分類してきれいに整理整頓できれば、それに越したことはない。

とはいえ、人には向き不向きがある。細かい作業が得意な人もいれば苦手な人もいるのだ。苦手な人がいきなり得意な人の真似をしようとしても上手くできるわけがない。

だから大雑把な性格の人は『大雑把に隠す収納術』を身につけて、まずは【出したらなおす】ということを習慣化してほしいと思う。

そのためには『大雑把に隠すゾーン』を設けなければならない。

しかし、家の間取りや収納スペースの数的に1つの部屋やクローゼット、押入れをゾーンにするわけにはいかない場合もあるだろう。

そんなときは大雑把に隠すための便利アイテムに頼るに限る。

大雑把さんのための収納アイテム

2bb9d627f9f9d4e929c017afa19fcfa8_s

大雑把さんにオススメしたいアイテムその1:収納ベンチ

収納ベンチは、大雑把に物を隠すのにとても適している。

なぜならその中身が見えないからだ。

容量はそれほど大きくないが、普段はベンチとしても使えるので一石二鳥である。

同じ製品を複数個並べて置けばインテリアにもなる。

 

大雑把さんにオススメしたいアイテムその2:ベッド下

ベッドの下も大雑把に物を隠すのにとても適している。(一番オススメ!)

出し入れが面倒だという欠点はあるものの、収納力が群を抜いているのでお勧めだ。

とくに普段あまり使わなくて大きな物はココに隠しておこう。

大雑把さんにオススメしたいアイテムその3:ソファー下

ベッド下ほど収納力はないが、ソファーの下もちょっとした物を大雑把に隠すのに適している。

 

大雑把さんにオススメしたいアイテムその4:家庭用収納庫

ベランダや庭などにスペースがある家には家庭用収納庫がお勧めだ。

とくに大サイズならたくさんの物を収納できる。

風雨を考慮して外に収納しても大丈夫そうな物は何から何までココに収納しておけば間違いないだろう。(釣竿や脚立など)

【奥の手】トランクルーム

これは完全に奥の手だが、「トランクルーム」サービスを利用する方法もある。

いわゆる倉庫を借りるサービスだが、家の間取り的に上述した収納アイテムすら置く余裕がないという方は利用を検討してみるのもアリだろう。

まとめ:大雑把収納の5大ルール

最後に「大雑把収納の5大ルール」を伝授したい。

5大ルールは下記のとおりだ。

  1. 「大雑把に隠すゾーンを確保すること」
  2. 「ゾーンはできるだけ大容量であること」
  3. 「ゾーンの中身は決して見せないこと」
  4. 「ゾーンから出した物はゾーンに戻すこと」
  5. 「ゾーン確保によって空いたスペースに新たな物を置かない(買わない)こと」

とにかく収納や片付けが苦手な人は「出したらなおす習慣」と「これ以上物を増やさない」という意識を先に身につける必要がある。

世の中にはさまざまな収納アイテムが販売されているが、何も考えずにそれらをいくら買い揃えたところで上記の習慣を身につけていなければ物は増え続ける一方だ。

物が増える→収納アイテムを増やす→物が増える→収納アイテムを増やす、という悪循環に陥ってしまえば、やがて収納アイテムすら置くスペースがなくなり、いずれは汚部屋と化してしまうことだろう。

まずは大雑把に隠すゾーンを確保し、5大ルールを意識しながら気楽な気持ちで収納の腕を磨いてほしい。

 

スポンサーリンク